物件探し
【学生必見】後悔を防ぐ、内見時のチェックポイント24選!必要な持ち物リストもご紹介します。
2022/04/13 物件探し
内見は写真・見取り図では十分確認できない部分を、自分の目で確認できる重要な機会です。住み始めてから、不満・ストレスを感じて、また引越し…なんて事態を防ぐためにも、本記事の内見チェックリストを参考に、物件をくまなくチェックしてください。
持ち物リスト
絶対必要なもの
・図面
図面は、間取りをもとに部屋の実際の広さやドア、収納の方向など、物件の全体的な状況を把握、理解するために必要です。
また、物件によっては見取り図が大雑把に書かれている場合もあるので、図面と異なる部分のチェックにも便利です。基本的には不動産屋の方が準備してくださるので、いただいたら大事に保管しましょう。
・メジャー
家具や家電などの設置場所を決める際に必要です。「高さ」、「幅」、「奥行き」を測ることでイメージ通りの配置が出来るか確認することができます。
不動産屋が準備してくれるケースもありますが、使い慣れているものを3~5メートルほどの長さのメジャーを用意すれば十分です。メジャーは縦に伸ばしても固定することが可能で、高さを測るときに便利なコンベックスタイプをオススメします。
・家具の寸法メモ
メジャーとセットで必須のアイテムです。持って行きたい家具・家電の寸法をあらかじめメモしておくことで、内見時に測定したスペースと照らし合わせることができます。
・カメラ(スマホでもOK)
スマホであれば、静止画の撮影だけでなく、実際に部屋を歩き回りながら動画を撮影すれば、空間の把握、イメージがスムーズになります。部屋全体を見渡せる広角カメラの利用をオススメします。
・筆記用具(スマホでもOK)
スマホでも代用可能です。ただし図面に書き込みを入れる場合もあるので、ペンも1本あると良いです。
持っていくと便利なもの
・スリッパ
人の出入りが少ない物件でしたら、床に埃や汚れがたまっている可能性があるため、足を汚さないためにも必要です。ですが、ほとんどの不動産屋がスリッパを準備してくださいます。心配な方は、事前に不動産屋に確認しておきましょう。
・方位磁石(スマホでもOK)
物件の日当たり(方角)を確かめるために必要です。スマホで代用する場合は、内見の前にあらかじめ動作確認をしておきましょう。
・懐中電灯(スマホでもOK)
物件によっては入居者が決まるまで電気を通していない場合もあります。そういった物件を夕方以降の暗い時間帯に内見する際は、懐中電灯を持って行くと便利です。こちらもスマホのライトで代用可能です。
内見
部屋のチェック項目17コ
・間取り
内見時、部屋は家具・家電が置かれていないので実際より広く感じてしまいます。ベッドや本棚などの大型家具を置いた際のシミュレーションをして、部屋のサイズがこれで充分かを確認する必要があります。
また、同じ大きさでも、窓の位置、天井の高さなどで広さのイメージは異なります。シミュレーションをする際は部屋のサイズだけでなく、家具・家電を置いた際に、想定していたイメージとズレないかどうかも考える必要があります。
・内装の汚れ、傷
退去時のトラブルになりかねないので要注意です。契約前に必ず確認する必要があります。
仮に内装の汚れや傷がひどい際は、事前に写真を見せるなどして担当者に確認を取りましょう。修理できるか聞くのも良いでしょう。
・日当たり
日当たりは写真や図面でおおよその入り方、位置は分かります。しかし、実際に行ってみないと普段の状態は分かりません。
また、好条件であっても、近くに日当たりを遮るような建物が建てられている可能性があります。窓を開いて、日当たりを遮るものを探すことも非常に大事になります。
なお築年数の浅い物件は気密性が高く、室内の温度を一定に保ちやすくなります。日当たりが良くなかった場合は気密性について調べてみるのも良いでしょう。
・湿気
湿気のチェックは短時間での内見では確認しにくいように見えます。ですが、実際は窓サッシの横を見ることで湿度のチェックが簡単にできます。
結露が発生すると、サッシの横や周辺の壁紙・木材が変色、カビが生えてしまいます。さらに湿気が多いと壁紙は浮いてしまうことがあります。そうした特徴が物件で見つかった場合、そこは湿気のたまりやすい場所である恐れが非常に高いです。
・玄関
ドアの建付けは一見地味に思えますが、かなり重要な要素の一つです。ドアによっては、出っ張りがあったり、90度にしか開かなかったりする場合もあります。そのような物件で生活していたら、引っ越しはもちろん、外に出入りすること事態が大変になるはずです。ドアの開閉の向き、開き具合は、自分で何度も開け閉めしてチェックしましょう。
また、防犯の面において、鍵が以前の方のものと交換されているかもチェックしておくと安心です。鍵の種類がピッキングされにくい、ディンプルキーでしたら理想的です。
・玄関のドア、部屋のドアのサイズ
サイズを測る際に忘れがちなのが玄関、部屋のドアのサイズです。部屋に入る位のスペースは確保したのに、ドアが狭くて入れられないなんて本末転倒です。荷物が引っかからないようにドアノブのことも考えながら玄関、部屋のドアのサイズを測っておきましょう。
・窓からの眺望、窓のサイズ、窓の数
外に広がる景色、窓から差し込む日光は居住者の心を癒やし生活を豊かにするために不可欠です。
窓の外に視界を遮るものは無いか、光が十分入る窓の大きさかどうかなどを注意して見ておきましょう。
また、寝室にしようと決めていた部屋に窓があまりにも多くあったら、外からの光が差し込んで眠れなくなる可能性もあります。部屋ごとの窓の数も忘れずに調べておきましょう。
・設備の状況
物件にはあらかじめ、照明やエアコン、コンロなど、既に設置されている設備がいくつかあります。ですので、入居した直後からどの設備が使えるのか、どの設備が足りていないかを知るために、どの設備があらかじめ置かれているかをチェックしましょう。
特に、エアコンと照明器具には要注意。前の入居者が置いていったものだと、契約者自身で修理費用や廃棄費用を負担しなければいけなくなるからです。動作や破損、汚れや傷の確認も忘れずにしましょう。
・インターネット環境
現代の生活においてインターネットは生活の必需品となっています。
物件によっては、既にWi-Fiが設置されており、入居してすぐにインターネットが使える物件もあれば、回線を引くところから自力で準備しなければいけない物件もあります。
ですので、物件にそもそもWi-Fiがあるのか、電波は届くのかを物件の至る所を歩きながら、インターネット環境を確認する必要があります。
・キッチン
キッチンは生活する上で最も使われる場所です。ここでは四つのチェックを入念に行う必要があります。
まず、確認する必要があるのは水道です。蛇口をひねって水の出具合や臭いを確認しましょう。温度を変えた際の水の出具合も忘れずに調べておきましょう。
次はキッチンのシンク下の清潔さを調べましょう。ここは下水に通じている場所ですのでキッチンでもっとも清潔さが必要になってきます。古い木造の建物では、この部分が腐食した結果、ゴキブリなどが入ってきたというケースもあるので注意が必要です。
ガスコンロがある場合は口数と欠品の有無を確かめましょう。まれに、不動産屋が渡した物件情報でガスコンロの口数が間違っている場合があります。契約後に気がついて、後の祭りになることは何としてでも避けましょう。
また、法律によりキッチンまわりに壁紙を貼ることは禁じられています。火事を防ぐためです。にもかかわらずキッチンに壁紙が貼られている場合は壁紙をはがすよう大家さんに提案しましょう。通らなかった場合は、残念ですが別の部屋を探すことをオススメします。
最後に重要なのが作業をする際のスペースです。料理をする上では、食材や調理道具など、ありとあらゆるものがカウンターに置かれます。それにもかかわらず、調理するスペースが小さかったり、カウンターの位置が低すぎたりしたら、イライラして調理に集中できないかもしれません。ですから、調理をする際の作業動線、カウンターが適切な高さにあるかをシミュレーションしてから、キッチンの評価を終わらせましょう。
・風呂、トイレ、洗面台などの水回り
お風呂やトイレ、洗面台はわたしたちの健康さを保つデリケートな場所です。そのような場所の設備が不十分だったり、不潔なままだったりしたら快適には過ごせません。
これらをチェックする方法は簡単です。実際に水を流してみれば良いのです。シャワーの場合は水圧が弱すぎないか、トイレの場合は流した後に残った水が多いかを注意して見てみましょう。便器にたまっている水が少ないと、臭いが発生する原因になってしまいます。
最後にキッチンと同じく、洗面台の収納スペースは下水道とつながっています。清潔かどうかを必ず確かめるようにしてください。
・コンセント
家電を多く所有している方にとって、最も気がかりなのはコンセント問題でしょう。
これらをチェックする際は、まずはコンセントの数が足りるか否かをチェックしましょう。
また、仮にコンセントの数が足りていたとしても位置が高かったり、遠かったりしてコンセントがつけられず、家電を想定通りに置けなくなってしまう可能性もあります。注意してコンセントを確認してください。
・洗濯機置き場
今使っている洗濯機を使いたいのならサイズを測って、設置できるか確認し、新しく買う予定なら新居の防水パンのサイズを計測しておきましょう。
・近隣の騒音
生活していく上で絶対に避けたいのは近隣住民とのトラブルです。
窓を開閉して近隣住民の生活音・外の音がどれくらい聞こえるか確認しましょう。
・収納スペース
数だけでなく、一つ一つの奥行きや高さ、出し入れの容易さを考慮してチェックしましょう。重要なのは、充分な収納スペースを確保できるか否かです。
・ベランダ、バルコニー
景色だけではなく、洗濯物を干せるかどうかも考慮しながらチェックしましょう。足場などの侵入経路がないかという防犯性の問題についても確認が必要です。
また、目の前に交通量の多い道路が通っていると、排気ガスで洗濯物ににおいが付きやすくなります。排気ガスがかからないベランダ、バルコニーであると、洗濯もしやすくなるでしょう。
・匂い
生活する上では部屋の清潔さ、利便さだけではなく、臭いも大きな影響を持っています。
部屋の中が臭くないか、嗅覚をフル稼働させて確かめてみてください。臭いの原因は下水や浄化槽など水回りが問題の場合もありますが、前の住民が煙草を吸っていた影響の場合もあります。
また、近隣の飲食店が香りの強い食べ物を販売していたとしたら、年中臭いに悩まされることもあり得ます。飲食店が営業している日に内見に行くのもオススメです。
共用部分のチェック項目4コ
・ポスト、宅配ボックス
プライバシーのために、ポストに鍵を備え付けられるか、備え付けられない場合は自分でつけて良いか相談しましょう。また、不在時に荷物を受け取れるように宅配ボックスがあると便利です。ある場合は、ボックスの数、サイズを確認しておきましょう。
・ゴミ置き場
住民のマナーや管理体制は、ゴミ置き場への扱いで確認することが出来ます。
ゴミ箱が散らかっていないか、粗大ゴミや収集日以外のゴミが捨てられていないかをチェックしてみましょう。
・セキュリティ
防犯カメラや管理室、オートロックの有無を確認しましょう。
オートロックの機能が脆弱な物件もあるのでエントランス周辺のチェックも必要です。
エレベーター内の防犯カメラの有無も確認しておきましょう。
・駐輪場
自転車を利用する場合は、駐輪場と空きスペースがあるか確認しましょう。屋根付きであるとなおさら好条件です。
周辺環境のチェック項目3コ
・生活利便施設
コンビニ、スーパー、病院などが駅から物件までの間や物件から徒歩圏内にあるか否かも重要です。例えば、自炊中心の生活で、近くにスーパーやコンビニがあったらとっても楽ですよね。
・治安
周辺だけでなく最寄りの駅やバス停の様子、街灯の多さなどをチェックしましょう。地域によっては、昼と夜で治安に大きく差が出てしまう場合もあるので、どちらの時間も確認しておくと良いでしょう。
・交通
物件と周りの公共交通機関の距離を「徒歩○○分」と示している目安があります。しかし、実際行ってみると、急な坂道が続いていたり、歩道がなく交通量の多い道路があったりと、想定外の要素が存在しているケースもあります。駅からの所要時間の確認と同時に安全面も自分の足で下見しましょう。
物件によっては、自転車やバスを使うケースもあります。最寄りのバス停やバスの本数、自転車であれば駅周辺の駐輪場の有無や空き状況も確認しておきましょう。
まとめ
今回は間取り、日当たりを始めとして内見で確認すべき24のポイントをご紹介しました。記事を参考に隅々まで内見をして、住み始めてからの後悔を防ぎましょう。また抜かりなく内見をするためにも、メジャーや家具の寸法メモなど、内見に必要な持ち物は忘れずに持っていくようにしてください。