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【いくら必要?】大学生の一人暮らし、生活費の平均と費用を抑えるコツを紹介します。

2022/04/13 お金

実家暮らしでは、意識していなかった生活費。「毎月の生活費はいくらかかるのか?」「きちんと支払えるのか?」不安に感じていませんか?本記事では、一人暮らしの大学生の生活費と内訳をご紹介します。また生活費の賄い方や、生活費を抑えるコツも紹介するので、お金の不安がある学生は、ぜひ参考にしてください。

 

大学生の生活費、平均は1ヶ月約12万円!

 

食費 23,717円

家賃 50,461円

光熱費 5,874円

保健衛生費 3,183円

娯楽費・嗜好費 13,075円

その他の日常費 13,367円

修学費 3,967円

課外活動費 3,392円

合計 117,036円

 

※出典:全国大学生協連 第56回学生生活実態調査「下宿生の生活費」(調査時期:2020年10~11月)

 

この数字はあくまで平均に過ぎないので、自分のライフスタイルや住んでいるエリアによって差が出てきてしまいます。1つの目安として、自分の場合であったら、いくらかかりそうなのか?ということを考えてみてください。以下で生活費について、詳細に解説します。

 

〈食費〉

一人暮らしをしている大学生の1ヶ月の食費平均は23,717円です。1ヶ月が30日とすると、1日あたりの食費は約791円なので、食費を平均金額以内に抑えるには自炊が必要になります。自炊をあまりしない学生なら、30,000万円前後の食費が毎月かかるでしょう。

 

〈家賃〉

1ヶ月の家賃の平均金額は50,461円ですが、これは全国の大学生の平均です。しかしエリアによって家賃相場が変わる点には注意が必要です。。

例えば、東京都の家賃相場は68,441円となっており、他の地方よりも高い傾向にあります。一方で、地方であれば家賃相場が40,000円程度で済むエリアもありますので、自分が済む予定のエリア付近で家賃相場を調べておくと安心です。

 

〈光熱費〉

一人暮らしの光熱費(電気・水道・ガス代)の平均は5,874円ですが、こちらも家にいる時間や自炊の頻度などで変動します。例えば、日中は外出することが多い方はエアコンや照明の電気代が安くなったり、自炊をあまりしない方はガス代が浮いたりします。またお風呂を溜めるのか、溜めないのかで水道代も変わってきます。

 

光熱費はライフスタイル次第なので、まずは5,000円〜10,000円くらいかかると考えておくと良いでしょう。

 

〈保健衛生費〉

保健衛生費とは、病院代や美容院代のことで、一人暮らしの保健衛生費の平均額は3,183円

です。化粧品類もこの金額の中に含まれるので、男性よりも女性の方が高くなってしまう傾向にあります。

 

〈娯楽・嗜好費〉

一人暮らしの娯楽・嗜好費の平均は13,075円です。この費用には、映画代や観劇代などが含まれています。友人や恋人との交際費もこの費用には含まれます。お酒やタバコ、スイーツやお菓子の料金は食費ではなく、娯楽・嗜好費としてカウントされます。

 

〈その他の日常費〉

一人暮らしの日常費の平均は13,367円です。この雑費の中には通信費、日用品、被服費、交通費などが含まれます。日用品や交際費は普段の生活で何気なく使ってしまうことが多いので、きちんと管理をすることをおすすめします。

 

〈修学費・課外活動費〉

修学費は3,967円、課外活動費は3,392円が平均金額です。修学費は教科書代のことで、課外活動費はサークル活動や部活動の費用のこと。同じ大学でも学部やサークルによって、必要な費用が異なります。

 

生活費を抑えるには?

 

物件の希望条件を緩める

「家賃」と言えば生活費で最も大きな割合を占める費用です。さらに家賃は毎月必ず支払う費用なので、上手く家賃を抑えられると生活費にゆとりが生まれます。駅から近い物件や築浅の物件は家賃が高くなりやすいので、少し駅から遠い物件・築年数が古い物件も選択肢に入れて、無理なく生活できる物件を探すのがおすすめです。

 

食費を抑える

食費を抑えるにはやはり自炊です。先に数日分の食事を考えてから、買う食材を決めると、余計な「ついで買い」や食材のロスを減らせて節約効果がアップします。また、まかないが無料で食べられる飲食店のアルバイトもおすすめです。まかないが無料であれば、一食分の食費が丸々浮くことになります。学校にいる間は、外食と比較すると安い学食で食事を済ませるのも良いでしょう。

 

通信費・光熱費を見直す

スマホ料金や光熱費も契約内容を見直すことで、節約に繋がる可能性があります。例えば、ほぼ電話を使わないのに「かけ放題プラン」に加入していたり、毎月かなりのギガ数が余っている場合は、プランを見直せばスマホ料金が下がるはずです。格安スマホや格安simに乗り換えするのも、大きな節約になるでしょう。

 

光熱費も電力会社を切り替えたり、ガスの契約を見直したりすることで節約が可能です。通信費や光熱費は、家賃と同じく毎月固定で支払うものなのです。効率的に節約するなら、通信費・光熱費の見直しは欠かせません。

 

節約だけでは不安!節約以外に生活費を確保する方法とは?

 

奨学金

仕送りやアルバイト代だけでは生活費を確保できない場合、奨学金を生活費にあてるという選択肢があります。奨学金の平均金額は2万1130円であり、47.5%という半数近くの学生が奨学金を受けているので、特別なことではありません。奨学金には「給付型」と「貸与型」の2種類があり、貸与型の奨学金は卒業後に返済する義務がある「借金」なので、返済に困らないように注意が必要です。

 

〜給付型〜

返済する義務がない奨学金。貸与型の奨学金と比較して、奨学金を受けるための条件が厳しく、申請をした全員が受けられるわけではない点に注意が必要。

 

〜貸与型〜

返済する義務がある奨学金。貸与型の奨学金は2種類あり、無利子で借りられるものと有利子で借りるものがある。貸与型であっても、申請が通らなければ奨学金を受けることはできない。

 

高時給のアルバイト

高時給のアルバイトや長期休みに短期バイトで一気にお金を稼ぐのも1つの手です。例えば、時給にプラスして成果に応じて報酬がもらえるコールセンターや時給相場1,000円〜1,500円の塾講師・家庭教師が高時給のアルバイトとして挙げられます。

 

短期バイトだと、住み込みで働くリゾートバイトや治験もおすすめです。リゾートバイトは食費などの生活費がかからないため、1ヶ月で20万円程度であれば十分稼げますし、治験であれば1週間程度の入院で15〜20万円、1ヶ月で50〜60万円支払われるケースもあるので、短期間でガッツリ稼ぐことが可能です。

 

学生ローン(最終手段)

どうしても生活費が足りない場合は、学生ローンでお金を借りるという手段もあります。学生ローンとは、その名の通り学生を相手に貸し付けを行う金融業者です。銀行カードローンは20歳未満は借りられませんが、学生ローンであれば18歳から借りることが可能です。ただし、金利は高いのであくまで最終手段と考えておくことを推奨します。

 

 

まとめ

今回は大学生の一人暮らしの生活費の平均や内訳、生活費を抑えるコツなどを紹介しました。生活費の平均を知ることで、自分が一人暮らしをした際にかかる費用のイメージをつかみやすくなったのではないでしょうか。もちろん、あくまで「平均金額」なので、実際の自身のライフスタイルを考慮して、一人暮らしの生活費をざっくりと計算しておくことをおすすめします。

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